シルデナフィル

シルデナフィル

シルデナフィルは世界で初めて開発されたED治療薬バイアグラの成分です。
血管拡張作用があるため、陰茎へ多くの血液を流入させ、勃起をしやすくする働きがあります。

その効果の高さから、先発薬のバイアグラの他にもシルデナフィルを配合した多くのジェネリック薬が誕生しています。

シルデナフィルの特徴

シルデナフィルは、ED(勃起不全)の治療や、肺動脈性肺高血圧症の治療に使われる成分です。

世界で初めてのED治療薬として、アメリカのファイザー社が開発したバイアグラがあります。その他にも、シルデナフィルが配合された多くのバイアグラのジェネリック医薬品が開発されています。

シルデナフィルには血管拡張作用があり、中折れの防止や勃起をサポートする働きがあることから、満足の得られる性行為を行うことができます。

もともと狭心症の治療薬として開発が進められていましたが、研究成果が上がらないため治験薬を回収しようとしたところ、被験者から勃起の改善の作用があることが発見されました。

そのため、狭心症ではなく、EDの改善薬として再開発され、男性の悩みを改善する画期的なED治療薬「バイアグラ」として発売されました。

適用される用量は25㎎、50㎎、100㎎があり、体格によりその用量がそれぞれ使用されます。欧米人に比べ体格の小さい日本人は25㎎からの使用が推奨とされます。1日の服用する最大量は50㎎です。

シルデナフィルの効果・効能

シルデナフィルはPDE-5阻害剤と呼ばれる種類の成分です。酵素PDE-5(5型ホスホジラーゼ)の働きを阻害する働きがあります。

勃起すると血管拡張作用のあるサイリックGMP(環状グアノシン一リン酸)の働きにより、陰茎の海綿体にある血管の平滑筋が緩み、多くの血液が流入し勃起が維持されます。
PDE-5はこのサイリックGMPを分解する作用があり、PDE-5の濃度が高まることで、勃起が維持できなくなります。

射精後や性的な刺激ななくなる時は、PDE-5の濃度が高まっている状態です。
シルデナフィルには、PDE-5の働きを阻害することで勃起が起きやすく、持続させる働きによりEDの症状を改善します。

そのため、シルデナフィルは服用したらすぐに勃起が起きる作用はなく、あくまでも性的な刺激を受けた時に勃起をしやすいようにサポートするものです。
精力剤のように性欲を高めたり、精液の量を増加するなどの効果はありません。

その他、血管拡張作用があることで肺高血圧症などの心血管系の疾患にも適用されています。肺動脈性肺高血圧症治療薬としてレバチオが発売されています。

シルデナフィルの副作用

シルデナフィルは以下の副作用があります。

  • 血圧低下
  • 顔のほてり
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • 動悸

これらは血管拡張作用による副作用のため、時間の経過や陰茎への血流が増えることで症状が緩和されるようになります。
出現頻度の不明な特異な副作用には以下のものがあります。

  • 非動脈炎性前部虚血性視神経症

視神経への血流が減少することで、視神経に機能不全や壊死が起こり、急激な視力の低下が起こります。ED治療薬の使用に関係がある症状とされています。

  • 持続性勃起症

強い勃起をすることで、陰茎付近にある動脈に破綻が起こり、勃起が治まらなかったり、収まるのに時間がかかったりする症状です。
4時間以上勃起が持続する場合や普段より勃起が治まるまで時間がかかる場合は、この症状の可能性があります。

  • 視覚異常

シルデナフィルの成分が視覚にも影響し、視界が青いサングラスをかけたように見える症状です。青色と緑色の区別が付きにくくなるため、車の運転に注意が必要になります。
副作用が続いたり、特異な症状が現れた場合は、服用をやめて医師に相談してください。

シルデナフィルの注意点

シルデナフィルを服用する際の注意点は以下のものがあります。

シルデナフィルとの併用ができない薬は以下のものです。

  • 硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)

シルデナフィルと同じ血管拡張作用があるため、併用すると降圧作用が強く出てしまいます。

  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)

QT延長作用(不整脈や低カリウム・マグネシウム血症)が強くなる恐れがあります。

シルデナフィルとの併用に注意が必要なものは以下のものがあります。

  • CYP3A4阻害薬・誘導薬

代謝が遅くなり、副作用が強く出てしまう恐れがあります。

  • 降圧剤

併用すると降圧作用が強まり急激な低血圧症になる可能性があります。

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸という成分は薬の代謝を遅らせる働きがあります。併用すると副作用が強く出てしまう、長く続くなどの場合があります。
以下の条件に当てはまる方は、体質や疾患によりシルデナフィルの服用は控えてください。

  • 心血管系障害のため、性行為に危険が伴う方
  • 重度の肝機能障害がある方
  • 高血圧、低血圧の方
  • 脳梗塞や心筋梗塞を半年以内に患った方

シルデナフィルは食事との影響があり、空腹時の服用が推奨されています。
胃の中に食べ物がある状態では、本来腸で吸収されるはずのシルデナフィルが胃で吸収されます。これでは体に成分が廻りにくくなります。

食事により接種した脂分が腸壁に付着していると、腸からの成分吸収の妨げになり、十分な効果が得られなくなります。
アルコールとの併用は問題ないとされますが、シルデナフィルの血管拡張作用により、アルコールの周りが早くなる恐れがあります。

参考・引用サイト

こちらのページではシルデナフィルに関して、特徴や効果、副作用、注意点の解説をしていますが、以下のサイトを参考に記事を作成しています。
より詳しい情報を得たい方はこちらを参照してください。

KEGG

KEGG MEDICUSにはさまざまな医薬品の効果から副作用、併用禁忌などの詳細がデータベース化され記載されているサイトです。

日本や国外で取り扱いのある、医薬品の成分情報や作用機序のほか、医薬品添付文書などもあるため信用度の高い医薬品情報サイトです。

処方された医薬品について詳しく調べることができるので、非常に有効なリソースとなります。

wikipedia

ウィキペディアはインターネット上にある、無料で利用できる百科事典です。医薬品の成分に関する情報も非常に多く、製造についての背景や歴史、逸話など実際の百科事典に掲載されていない情報も記載されています。

まとめ

これらのサイトでは、現在使用している医薬品の、効果や副作用、用法や用量、などの情報を詳しく調べることが出来るので非常に便利です。

総括

シルデナフィルは世界で初めて誕生した、ED(勃起不全)の改善に効果が期待できるED治療薬です。その知名度は発売から20年以上たった現在でも高く、ED治療薬の代名詞となっています。

ED治療を行う病院や専門のクリニックでも、シルデナフィルが配合されたバイアグラやそのジェネリック医薬品が処方されています。

バイアグラやその他のジェネリック薬は購入する場合、処方箋が必要になります。しかし海外製のジェネリック薬は処方がなくても、個人輸入として海外から直接購入することができます。

海外製のバイアグラジェネリックは、効果はバイアグラと同じなのに、およそ1/3ほどの価格で購入することができます。

バイアグラの使用感がいいと思う方で、価格を抑えたいと考えている方は海外製のバイアグラジェネリックをおすすめします。