アバナフィル

カルテ

アバナフィルはバイアグラのシルデナフィル、レビトラのバルデナフィルの特徴を生かし改良された、新しいタイプのED(勃起不全)改善薬ステンドラの成分です。

血管拡張作用があり、陰茎の海綿体や動脈を広げ、多くの血流を集めることで、勃起をしやすくする働きがあります。

即効性が高く服用後15分ほどで効果が現れ、副作用が抑えられ、食事の影響も少ないため、現在注目のED治療薬です。

こちらではアバナフィルについて効果や副作用、注意点について解説しています。
しかし、アバナフィルを使ったステンドラなどのED治療薬は国内では未認可のため、処方されていません。

使用をお考えの場合は、海外医薬品の通販サイトの利用がおススメです。

アバナフィルの特徴

アバナフィルはED治療薬のステンドラに配合された成分です。比較的新しく開発された成分でシルデナフィル(バイアグラ)とバルデナフィル(レビトラ)の特徴を生かし、改良された成分です。現在製造はアメリカのVivus社など多くの海外の製薬会社で行われています。

そのため、バルデナフィルに並ぶ即効性と食事との影響、バイアグラと並ぶ効果と持続時間が特徴です。

アバナフィルは服用して15~20分ほどで効果が現れ始め、30~40分で効果のピークを迎えます。これは他のED治療薬に比べて最も早いものです。効果の持続時間は3~6時間と長くはありませんが、十分満足のいく性行為を行うことができます。

もともとは日本の田辺三菱製薬によって開発された成分でしたが、海外の製薬会社40社に開発権と販売権を許諾しています。日本では認可が下りるまで時間がかかるため、認可の早い海外でいち早く販売するために取った行動ではないかと言われています。

錠剤は白色のひし形です。国内ではまだ未認可のため処方はされていません。
海外で販売されている用量は100㎎と200㎎の2種類です。初めて使用する場合は100㎎をカットして半分の量を服用してください。

アバナフィルの効果・効能

アバナフィルは他のED治療薬同様、PDE-5阻害剤と言われる種類に属します。
勃起を抑える働きのある酵素PDE-5(5型ホスホジラーゼ)の働きを抑えることで、勃起をしやすい状態にします。

勃起をすると陰茎の血管内に一炭化窒素(NO)が放出され、陰茎の海綿体や動脈を弛緩させる(緩ませる)サイリックGMPという物質の濃度を高めます。サイリックGMPの濃度が高くなることで、勃起が維持されます。
このサイリックGMPを分解するのが、PDE-5です。

陰茎の血管内にPDE-5が増えることで、勃起が維持できなくなるため、PDE-5阻害剤を使うことで、勃起をしやすくします。

アバナフィルはあくまでも勃起をサポートする働きのある成分で、精力剤や催淫剤のように性欲を高めたり、服用して勃起するような働きはありません。性的な刺激があって初めて勃起をすることができるものなので、安心して服用してください。

アバナフィルには水に溶けやすい性質があり、体への吸収率が高いため、効果の即効性が非常に高くなります。

アバナフィルの副作用

アバナフィルは以下の副作用が現れます。

  • 血圧低下
  • 顔のほてり
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • 動悸

これらはアバナフィルの血管拡張作用による症状です。陰茎へ血流が増えることで。症状が緩和されるようになります。

特異な副作用として、以下のものがあります。

  • 非動脈炎性前部虚血性視神経症

視神経へ血液が供給されなくなることで、視神経細胞に機能不全や壊死が起こる症状です。ED治療薬の使用に、わずかですが関係がある症状とされています。

  • 持続性勃起症

強い勃起を起こすことで、陰茎付近にある動脈に破綻が起こり、勃起が持続し治まるのに時間がかかる症状です。
4時間以上勃起が続いたり、いつもより勃起が治まるまで時間がかかる場合はこの症状の可能性があります。

  • 視覚異常

成分の影響により、青いサングラスをかけたように視界が青く見える症状です。青色と緑色の区別が付きずらくなります。

視覚異常は一過性の副作用なので、時間の経過とともに現れなくなりますが、他の特異な副作用が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。

アバナフィルの注意点

アバナフィルとの併用ができない薬は以下のものです。
・硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなど)
アバナフィルと同じ血管拡張作用があり、併用により降圧作用が増強される恐れがあります。

  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)

併用によりQT延長作用(不整脈などの症状)が強く出る恐れがあります。

  • CYP3A4阻害薬(抗真菌薬、抗HIV薬、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)

薬の代謝が遅くなり、副作用が強く出てしまう恐れがあります。

アバナフィルとの併用に注意が必要なものは以下のものがあります。

  • 降圧剤

アバナフィルとの併用で降圧作用が増強され、めまいやふらつきが起こる恐れがあります。

  • CYP3A4阻害薬・誘導薬(リトナビル、サキナビル、ダルナビルなど)

グレープフルーツおよびジュースや果肉に含まれる、フラノクマリン酸は薬の代謝を遅らせる働きがある成分です。併用することで、副作用が強く出る恐れがあります。

以下の条件に当てはまる方は、体質や疾患によりアバナフィルの服用は控えてください。

  • 心血管系障害のため、性行為に危険が伴う方
  • 重度の肝機能障害、腎機能障害がある方
  • 高血圧、低血圧の方
  • 脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を半年以内に患った方
  • 半年以内に心臓の手術を受けた方
  • 多発性骨髄腫、白血病、鎌状赤血球貧血等の方

アバナフィルはシルデナフィルやバルデナフィルに比べ食事との影響はあまりないとされています。

厳密には脂分が多い食事では成分の吸収が十分でなくなる場合があります。なるべく空腹時に服用することが推奨とされています。食後であれば、十分に消化が行われる2時間後に服用してください。

服用後15~20分ほどで体に成分が吸収されるので、その後は好きなものを食べても問題ありません。

アルコールとの併用は問題ないとされますが、血管拡張作用のため酔いが早くなる恐れがあるので、ご注意ください。

参考サイト

こちらのページではウデナフィルに関して、特徴や効果、副作用、注意点の解説をしていますが、以下のサイトを参考に記事を作成しています。
より詳しい情報を得たい方はこちらを参照してください。

KEGG

KEGGにはさまざまな医薬品の効果から副作用、用法、併用禁忌・注意などの詳細がデータベース化され記載されているサイトです。

日本や国外で取り扱いのある、医薬品の成分情報や作用機序のほか、医薬品添付文書などもあるため、非常に信用度の高い医薬品情報サイトです。

処方された医薬品について詳しく調べることができるので、非常に有効なリソースとなります。

wikipedia

ウィキペディアはインターネット上にある、無料で利用できる百科事典です。医薬品の成分に関する情報も非常に多く、製造についての背景や歴史、逸話など実際の百科事典に掲載されていない情報も記載されています。

まとめ

以上のサイトは医薬品の使用について疑問に感じたり、効果や副作用など気になることについて情報を得ることができるので、とてもべ便利なサイトです。

総括

ウデナフィルは新しく開発されたED治療薬ステンドラの成分です。血管拡張作用により、陰茎へ血流を増加させ勃起をサポートする働きがあります。即効性に優れ、副作用の軽減や、食事の影響が少ないなどの特徴があります。

ウデナフィルが配合されたステンドラは、国内ではまだ未認可の医薬品のため購入する場合、海外医薬品の通販サイトを利用し個人輸入として購入することができます。

先発のステンドラの他、いくつかのジェネリック薬も開発されているので、そちらを選べば同等の効果が期待でき、さらに安価で購入することができるため、お得といえます。